基本的な文書の作成

ページレイアウトの設定

まずは、これから作成する文書全体のスタイルを設定していきます。 ここでの設定は、レポートや論文などを提出する先によって、様々に変更していく必要があります。 また、例えば、「原稿用紙10枚程度」と言われた場合には、 Word 文書の1ページが原稿用紙何枚分に相当するのかを計算することで、 おおよそどれくらいのページ数になればよいのかの目安になります。

ここで、設定する主な項目は以下の通りです。

用紙サイズ
A4やB5やB4などの用紙サイズを作成できます。ただしここでのサイズはあくまで電子データ上のサイズです。 例えば、A4で作成した文書を、縮小をかけてB5サイズの紙に印刷することもできますが、 これは、「印刷設定」で設定することになります。
用紙の向き
縦向きか横向きかを設定できます。
余白
左右上下をそれぞれ独自の幅で設定できます。
文字数
文書の横に何文字入れるかを設定します。フォントの大きさとも連動します。
行数
文書の縦に何行入れるかを設定します。フォントの大きさやフォントの書式とも連動します

ページ設定
[図1]ページ設定

LibreOfficeの場合、「書式」--「ページスタイル」から設定できます。 用紙サイズや用紙の向き、余白は同様に設定できますが、 行数と文字数の設定の仕方は、若干異なります。 LibreOfficeでは、原稿用紙のようなグリッド線を元にして 設定します。

段落のレイアウトや文字の装飾を変更する

サンプル Word 文書を用意しましたので、 sample-word.docx からダウンロードしてください。

まず文字の種類や装飾の変更から試してみましょう。 Word のウィンドウ上部にあるメニューを見ると、以下のようなボタンがあります。

フォントの種類、大きさを選択するツールバー
フォントの種類、大きさを選択するツールバー。 左がフォントの種類の選択、右側がフォントサイズの指定。
フォントの文字飾りを変更するツールバー
フォントの文字飾りを変更するツールバー。 左から順に太字、斜体、下線などが並んでいます。
段落内の文字レイアウトを指定するツールバー
段落内の文字レイアウトを指定するツールバー。 左から左揃え(各行の左端が揃う)、中央揃え(各行の中心がページの中心に揃う)、 右揃え(各行の右端が揃う)、両端揃え(各行の左右の端がそろうように調節される)、 均等割付け(各行の両端がページ端にそろうように文字間の空白が調節される)。

変更したい部分へマウスカーソルを持っていって、 左ボタンを押してドラッグして文字列を選択します(選択された部分が白黒反転します)。 この状態で、ツールバーのボタンを押して文字の種類や装飾、大きさなどを変更してみましょう。

なお、これらのツールバーで変更できる項目以外にも、さまざまな項目について設定することが出来ます。 「ホーム」の下の「フォント」や「段落」という文字列の右側の小さな矢印をクリックすると、 [図1]や[図2]のようなダイアログが表示されます。 Word の使い方に慣れてきたら、こちらもいろいろ触ってみるとよいでしょう。

フォントダイアログを開く
[図2]フォントダイアログを開く

段落の詳細設定ダイアログ
[図3]段落の詳細設定ダイアログ

LibreOfficeの場合、アイコンは異なりますが、同じような操作を 上部のアイコンから行うことができます。 ただし、「均等割り付け」のアイコンは存在しません。


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